よさこい祭りとは? 

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どんな祭り?

祭りの発祥は?

どんなルール?(基本的ルール)

「よさこい」って言葉はどんな意味?

鳴子って何?

地方車(ぢかたしゃ)って何?

どんな音楽を使うの?

よさこい節って何?

どんな踊りをするの?

どんな衣装を着るの?

メイクって何?

祭りのスケジュールは?審査って何?

全国に関連祭りが200箇所ってホント?


どんな祭り? 

■毎年8月9日から12日までの4日間おこなわれる高知のお祭りです。
今年で52回目(2005年現在)を迎えます。
■鳴子踊り本番では、踊り子たちは地方車(ぢかたしゃ)と呼ばれるトラックの先導を受け、両手に鳴子(なるこ)を持ち、衣装を着込み、音楽に合わせて前進しながら町中を踊りつづけます。
ちなみに9日は前夜祭、10日・11日が鳴子踊り本番、12日が後夜祭。
■高知市内の10数箇所の競演場・演舞場をまわり、昼間も夜も踊ります。
競演場・演舞場というのは一部を除き、商店街やその他の公道のことです。
道路の他、一部はステージを設置した競演場もあります。
そこでは前進せず静止状態で踊りますが、基本は前進するパレード形式の踊りのため、公道の競演場がほとんどです。
(詳しくは
競演場・演舞場案内を参照)
■競演場・演舞場のスタート地点から終点まで、各チーム(阿波踊り同様「連」ともいいます)の踊り子達は、地方車(ぢかたしゃ)の後を4列になり踊りながら前進します。
50人〜150人の踊り子が、列を作ってきれいに練り歩く様には圧倒されます。

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商店街の合同チーム、京町・新京橋“ゑびす・しばてん連”の地方車

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同じく、ゑびす・しばてん連の踊り子


祭りの発祥は? 

■発祥は今から約50年以上も前の1954年。
■当時近県では有名な阿波踊りがあり、高知にも300年の歴史を誇る阿波踊りに負けないような、“商店街の集客”を目的とする、誰でも楽しめるお祭りを作ろう!と立ち上げたそうです。
■そして、素手の阿波踊りに対抗して、鳴子を持っての踊りになりました。
■踊りに使われる曲である「よさこい鳴子踊り」は、「よさこい節」をヒントに武政英策氏によって作成されました。
■そして1959年にはペギー葉山の「南国土佐をあとにして」の映画化により、よさこい祭りが全国に知れ渡りました。
■参考までに、下記に「南国土佐を後にして」の歌詞を載せます。

「南国土佐を後にして」
               武政英策作詞・作曲

1.南国土佐を後にして みやこへ来てから幾年ぞ
 想い出します故郷の友が 門出に歌ったよさこい節を
 土佐の高知のはりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た

2.月の浜辺でたき火を囲み しばしの娯楽のひとときを
 わたしも自慢の声はり上げて 歌うよ土佐のよさこい節を
 見ましょ見せましょうらどを明けて 月の名所は桂浜

3.くにの父さん室戸の沖で 鯨釣ったという便り
 わたしも負けずにはげんだ後で 歌うよ土佐のよさこい節を
 いうたちいかんちゃおらんくのいけにゃ 潮吹くさかなが泳ぎよる
 よさこい よさこい


どんなルール?(基本的ルール) 

■細かいルールは別ページ(ルール)を参照していただくとして、祭りの基本的なルールは下記の4つ。
(1)踊りは、鳴子を手に持った前進する振付とすること。
(2)曲の一部に「よさこい鳴子踊り」のフレーズを使用すること。
(3)競演場ではスタート地点から終点まで、前進しながら連続して踊り続けること。
(4)チームの踊り子は150人以下にすること。

■他にも、地方車(ぢかたしゃ)の寸法や申請、音量等多少のルール(規制)はありますが、基本的には参加する側の自主性に任された自由な祭りです。


「よさこい」って言葉はどんな意味? 

■そもそも「よさこい」という言葉は「夜さ来い」と書き、「今夜いらっしゃい」という意味だそうです。
祭りにより夜まで踊っているから「夜もおいで」なのでしょう。


鳴子って何? 

■よさこい祭りを踊るためには、「鳴子」を持つことが決められています。
■この鳴子、そもそも田畑に吊るし、音で鳥を追い払うための道具でした。
高知では年2回の米の収穫時期があり、鳴子は親しみやすいものだったそうです。
■よさこい祭りの立ち上げのとき、近県で有名な阿波踊りが素手なのに対抗して、鳴子をもって踊ることになったそうです。
今ではよさこい祭りにはかかせない楽器(?)のひとつです。
■下記のイラストの鳴子は伝統的・一番一般的な鳴子です。
他にも数々の色や大きさの鳴子があります。
たいてい各チーム独自の鳴子を用意するようです。
チーム名が入っているものや、通常の2倍くらい大きいもの、片面バチのもの、なかには鈴が付いていたりカスタネットみたいなものまであります。

3d_naruko.gif3d_naruko.gif naruko.gifnaruko.gif←鳴子…両手にひとつずつ持ちます。
↑鳴子…振るとバチ(黄色と黒の部分)が動いて音が鳴ります。


地方車(ぢかたしゃ)って何? 

■よさこい祭りの期間中、踊り子たちの先頭にたちチームのシンボルとして活躍するトラックのことです。
■この地方車の上に音響機材や照明、バンドの面々を乗せ踊り子を先導します。
具体的には、地方車の後方に、最後列の踊り子まで音楽が聞こえるように特大のスピーカーを設置し、上部には夜間でも踊り子全体が見渡せるようにいくつもの照明を設置します。
リーダーの声出しやヴォーカル担当者、演奏者等も地方車の上に乗ります。
■通常、地方車に使用するトラックはレンタルなので、レンタル代節減のために祭りの直前に借りて大急ぎで仕上げます。
チームによっては一日で(徹夜で)組み上げる場合もあるそうです。
■どの地方車もチームの特色を生かした飾り付けになっています。
1998年からは地方車も奨励賞の対象になったため、今まで以上に地方車への力の注ぎ方が大きくなると思います。
■地方車も衣装などと同様に和風のものや近未来的なもの、電飾だらけのものや落ち着いたシックなもの、なかには地方車から餅をなげまくるチームまでありさまざまです。
■地方車の大きさやその他の基準は「ルール」で決まっています。(
ルール参照)

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瓦や障子を使って和風に仕上げている「高知大丸よさこい隊」の地方車


どんな音楽を使うの? 

■よさこい祭りに参加するチームが使用する音楽は数多くの種類があります。
「曲の一部に“よさこい鳴子踊り”のフレーズを入れる」というルールを守ってさえいればアレンジはどんなものでもOKだからです。
■もちろん“正調”のよさこい節のチームもありますが、多くのチームはその年のコンセプトに合わせたオリジナル曲を作成しています。
■ロック調、ジャズ調、サンバ調、独自の和風等々。
和風と洋風をミックスさせた完成度の高い音楽も増えてきましたが、最近の人気は和調。
和太鼓や三味線をアクセントにした曲が心地よく鳴り響きます。
ヴォーカルの多くは生でおこない、演奏も生バンドが多く、リーダー等の声出しも含めて地方車から行われるのが一般的です。
ヴォーカルや演奏者が地方車と踊り子の間で、歩きながらおこなうチームもあります。
※最近では、生バンドや生演奏が少なくなりました(2003年時点)。
■音楽や声出しの音量のほとんどは、地方車後方に設置してある巨大なスピーカーから出力されます。
“ルール”で「各チームが音量を自主的に調整する」とありますが、実際の音量の大きさはすごいものがあります。
私がはじめてよさこい祭りを見たときは追手筋本部競演場で観覧していたのですが、あまりの大音響に横の人との会話ができないどころか、耳が痛くなったので慣れるまで耳を押さえて見ていたほどです。


よさこい節って何? 

■よさこい祭りは曲のなかに「よさこい鳴子踊り」のフレーズを一部入れなければなりません。
■「高知の城下へ 来てみいや じんまも ばんばも よう踊る 鳴子両手に よう踊る」
・・・これは「よさこい鳴子踊り」の一節です。
ちなみに「じんば」ではなく「じんま」です。
これは武政英策氏の作詞作曲ですが、これを作るにあたって参考にしたのが、同じく武政英策氏の作詞作曲による「よさこい節」等です。
■参考までに、下記に「よさこい節」の歌詞を掲載します。

「よさこい節」
               武政英策 作詞・作曲

土佐の高知の はりまや橋で
坊さん かんざし 買うを見た
ヨサコイ ヨサコイ

御畳瀬見せましょ 浦戸をあけて
月の名所は 桂浜
ヨサコイ ヨサコイ

土佐の名物 珊瑚に鯨
紙に 生糸に 鰹節
ヨサコイ ヨサコイ

孕の廻し打 日暮れに帰る
帆傘船 年に二度とる 米もある
ヨサコイ ヨサコイ

わしの情人は 浦戸の沖で
雨にしょんぼり濡れて 鰹つる
ヨサコイ ヨサコイ

土佐はよい国 南をうけて
薩摩おろしが そよそよと
ヨサコイ ヨサコイ


どんな踊りをするの? 

■よさこい祭りの踊りの種類はチームの音楽の数以上に存在します。
■全てを昔ながらの“正調”で踊るチームの場合は別として、多くのチームにはプロの振付師がいます。
もちろんチーム内で全てを振付けるチームもありますが、受賞を目指すチームなどにはプロの振付師の存在が不可欠です。
ジャズダンスの講師・ダンサーや日本舞踊の先生などが、振付師として各チームの踊りを振付けます。
■よさこい祭りで踊るからには「鳴子踊り」であるため、当然「鳴子」を持って踊らなければなりません。
しかし、(ルールを守れば基本的に)踊り方は自由なので振付師の腕の見せ所です。
鳴子がきれいに鳴らせる振りや一転鳴子を押さえて鳴らさないようにする振り、激しい踊りからスローテンポへの変換・・・。
■こういった踊りを完成させた振付師の方が踊り子に教えるのも大変な作業だと思いますが、仕事や学校の合間の限られた時間の中で踊りをマスターしていく踊り子の苦労も相当なものだと思います。
激しい・厳しい練習だったからこそ、本番での楽しさや感動が大きくなるのだと思います。
そしてまた次の年も参加してしまうのでしょう。
■よさこい鳴子踊りとは、鳴子を持って踊ることではなく、きれいに鳴子を鳴らし前進しながら行う踊りのこと・・・と私(管理人)は理解しています。

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正調チームの代名詞「高知シニア」

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男踊り(青)と女踊り(白)「十人十彩」


どんな衣装を着るの? 

■踊りや音楽と同様に、チームのコンセプトにあわせて衣装やメイクが決まります。
■衣装は手作りのものから数十万円もする高価なものまでさまざまですが、多くのチームの場合基本的に参加費に衣装代が含まれているようです。
ですからほとんどのチームが毎年衣装を新調します。
■Tシャツにスニーカーのチームあり、法被を着込むチームあり、江戸時代の商人風の衣装だったり、浴衣だったり、ともうさまざまです。
■昨年の衣装に憧れてチームに参加しても今年は180度違う衣装だった、なんてこともありますが、コンセプトは違えど毎年どのチームもすばらしい衣装で参加しています。
■衣装をデザインする衣装デザイナーの方も大変です。
踊りやすさを追求するだけでなく、夏の高知の暑さを考えて、汗を吸い取りやすく乾きやすい衣装を考えたりと工夫もさまざまです。
■とにかく数多くのチームの衣装を見るだけでも飽きることはありません。
そして最近の衣装の主流も知ることもできます。

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毎年衣装が人気の「ほにや」

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踊り・曲とともにカッコイイ衣装の「四国開発グループ」


メイクって何? 

■メイクはチームによってする場合としない場合があります。
最近はチーム全体で同じメイクをするチームはかなり少ないと思います。
■女性の場合は顔と髪を個人的に美容室等でメイクしますが、高知市内の美容室がよさこい祭り用にメイクをいろいろ引き受けてくれます。
よさこい祭りの開催中は、正月や成人式並に高知市中の美容室は大忙しだと思います。


祭りのスケジュールは?審査って何? 

■よさこい祭りは4日間のスケジュールになっていて、前夜祭、鳴子踊り本番2日間、後夜祭からなります。
■前夜祭では前年の本番及び前夜祭受賞チーム+α(抽選)+ゲストチームが、中央公園特設ステージで踊りを披露します。抽選の有無は年度により違います。
■本番では高知市内の各競演場を踊ります。
本番各賞のために本部競演場での審査があります。
そして地区競演場連合会奨励賞のために各地区の競演場でも審査があります。
■前述のようにチームの受賞のため、踊りに気合が入るところですが、よさこい祭りでは個人を対象にした審査も行っています。
審査場前を通過するときに踊りが輝いていたと思われる踊り子には、審査員から個人賞の証である個人メダルをもらえ、首にかけてもらえます。
競演場によってもらえるメダルの種類も違います。
このメダルをもらったときは、力が湧いてきて踊りがいっそう激しくなることでしょう。
■4日目は後夜祭です。
1999年からよさこい全国大会も兼ねて開催されています。
本番での受賞チームと全国各地のよさこい(YOSAKOI)系祭りの推薦チームが4箇所の会場で踊ります。
全国大会での優秀賞は高知県外のチームのみが対象になっています。
逆に審査員特別賞(武政英策賞)は本番受賞チームの中から選出されます。
(詳しくはこちらを→
スケジュール、受賞チーム)


全国に関連祭りが200箇所ってホント? 

■よさこい祭りの第1回は1954年、21チームで750人の参加で行われましたが、今では毎年約150〜180チーム、約15,000〜20,000人が参加する大きな祭りになりました。
■一方、このよさこい祭りが今、全国に飛び火してます。
これだけ迫力があり、見る人も踊る人も楽しめるイベントは他に例を見ません。
ですから、よさこい祭りに魅了された人々によってどんどん全国各地によさこい祭りが普及しています。
■全国に広がっているよさこい関連の祭りは、基本的に高知のよさこい祭りと同様のルールで行っています。
但し、高知のよさこい祭りでの「“よさこい鳴子踊り”の曲を使用する」という個所が、「地域の民謡等を使用する」に変更しているようです。
例えば、北海道ならば「ソーラン節」を使用しています。
■「よさこい」又は「YOSAKOI」と名の付く祭りも多いですが、「鳴子を持って踊る祭り」を含めると全国に200箇所以上あるといわれています。
■特に有名なのは北海道で毎年6月に行われている「YOSAKOIソーラン祭り」です。
この祭りの急成長ぶりは目覚しいものがあり、第1回から現在まで10年強の歴史ですが、参加チーム数・人数と観客動員数は、50年以上の歴史を持つ高知のよさこい祭りを大きく上回るほどになっています。
全国各地に広がっているよさこい関連の祭りの多くは、発祥の地である高知ではなく、この「YOSAKOIソーラン祭り」の影響を強く受けているようです。
■そして1999年からは高知のよさこい祭り後夜祭でよさこい全国大会が開かれ、全国各地のよさこい祭りの交流を図っています。
全国大会の目的は優劣や順位を決めることではなく、あくまで交流や紹介を目的として開催されています


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